皆さん、ワンピースカード楽しんでいますでしょうか!
スタンダードバトルや交流会に出たときに、他のプレイヤーが聞き慣れない用語を使っているのを聞いたことはないでしょうか?
この記事では、ワンピースカードでは公式には使われていないけれども、他のカードゲームなどで定着し、カードゲームの対戦等でよく使われている用語をまとめてご紹介します!!
- まだカードゲームに慣れていない方
- これから交流会やスタンダードバトルに参加してみたい方
- スマートな言い回しを知りたい方
デッキを作るときの用語
デッキの構築
tier○
デッキの強さを測る指標(グループ)です。○の数字が小さいほど強いデッキです。
強い順に、tier1>tier2>tier3>・・・と続いていきます。
ビートダウン
キャラクターをどんどん出してアタックしていくデッキタイプです。ワンピースカードだと赤や緑が得意としています。
わかりやすい戦術のため、初心者におすすめと言われています。
アグロ(≒ウィニー)
小型のキャラクターを大量に展開していくデッキタイプです。ビートダウンの一種ですが、コストの低いカードを多く採用しているのが特徴です。ワンピースカードでは、赤ゾロや赤緑ローが得意とする戦術です。
コントロール
対戦相手のやりたいことを妨害しながら、相手の動きを操ることです。転じて、相手の妨害をしながら対戦の終盤に強力なカードを使用していくデッキタイプのことを、コントロール(デッキ)と呼びます。ワンピースカードでは青や緑が得意としています。
相手のやりたいことは何か、妨害のタイミングや切り札の使用タイミングなど、読みや駆け引きが難しく上級者向けと言われています。
ミッドレンジ
上記のアグロとコントロールの中間で、序盤~終盤にかけて柔軟に戦っていくデッキタイプです。特定の動きに依存せず、臨機応変に戦える万能型です。
現時点でのワンピースカードは、一部を除き多くのデッキがこのミッドレンジに該当していると思います。
○積み、○差し
デッキにそのカードを何枚入れているか、という言い方です。ワンピースカードの場合は、最大で4枚までのカードが入るため「4積み」まで可能です。
また、1枚しか入れないことを「ピン差し」とも言います。
シナジー
あるカードと良い相性のことをシナジーと呼びます。このカードはこのカードとシナジーがある、このリーダーにはこのカードがシナジーが良い、などと使用します。
コンボ
特別相性の良い複数のカード(通常、3枚以上)を組み合わせて使用することです。コンボが決まると、勝利に大きく近づくことができるでしょう。
特定のコンボを決めることを主体としたデッキのことを、コンボデッキと言ったりもします。
カードの種類
メタ(カード、デッキ)
強いカードやデッキに対して、有効なカードやデッキのことを指します。例えば、7キッドに対抗するために、7ドフラミンゴや9ミホークを入れる、といったようなことです。
最もメタられている(=最も強い)デッキやカードのことを「トップメタ」と呼んだりもします。
転じて、最も強いデッキやカード自体を「メタ(デッキ、カード)」と呼んでいる人もいます。
バニラ
効果を一切持っていないカードのことです。
語源:シンプルな味のバニラアイスクリームから
プロキシ(カード)
本物のカードではなく、カードのコピーやメモなどのことをプロキシ(またはプロキシカード)と呼びます。当然、大会では使用できませんが、友人との対戦で遊ぶ場合に用いたり、試しに入れてみて使用感を確かめるときなどに使用します。
交流会でも、相手の了承が得られれば使用しても問題ないことがほとんどです。
サプライ
サプライ
カードゲームを行う上で、カード以外に必要(あると便利)な周辺のアイテムです。スリーブやストレージ、プレイマットなどが該当します。
(カード)スリーブ
大切なカードを一枚ずつ保護する、薄い樹脂製の袋です。対戦中にカードを傷つけないようにするため、ほぼ必須品と言えるでしょう。特にカードによっては高価なものもありますので、カードを購入したら一緒に用意しておくことをおすすめします。
ストレージ
所有しているカードを入れておく箱(ケース)のことです。使用していないカードをストックしておく箱のことを指し、使用するカード(デッキ)を入れる箱はデッキケースと呼びます。
対戦に関する用語
カードの能力
ETB(CIP)能力
登場時効果のことです。
ETB=Enter The Battlefield、CIP=Comes Into Playの略。
PIG能力
KO時効果のことです。
PIG=Put Into Graveyardの略。
サーチ
デッキまたはデッキの上から何枚かを見て、特定のカードを手札に加えることをサーチと言います。
ワンピースカードでは、主に各色1コストのカードがその役割を担っています。
ルーティング
「カードをA枚引き、A枚(同じ枚数)捨てる」という動作のことです。手札が増えないため一見意味のない行動のように見えますが、手札にある不要なカードを必要なカードへと変換し、手札の質を高めることができるため、その後の試合展開に大きく関わってきます。
ワンピースカードでは、青のカードがこの動きを得意としています。
リクルート
デッキから直接カードを場に出すことです。ワンピースカードでは、戦桃丸や光月おでんなどがこの効果を持っています。
サルベージ
トラッシュからカードを手札に加えることです。ワンピースカードでは、ミス・オールサンデーやMr.1(ダズ・ボーネス)などがこの効果を持っています。
リアニメイト
トラッシュから直接キャラクターを場に出すことです。ワンピースカードではブルーノが強力なリアニメイト能力を持っています。(マルコは自身をトラッシュから出す効果を持っていますが、その場合はリアニメイトとは呼ばず、再生や復活、蘇生と言われることが多いです)
語源:マジック:ザ・ギャザリングのカード「再活性/Reanimate」から
バウンス
キャラを手札やデッキに戻すことです。ワンピースカードでは、主に青のカードがこの能力を持っています。
対戦中・前後に使用する用語
3分け
対戦開始時にデッキをシャッフルしたあとに、デッキを3つに分け相手にどの順番に重ねるかを指定してもらう方法です。公正なシャッフルのために、大会などでは頻繁に用いられます。以前は相手にデッキを渡しカットしてもらう方法が主流でしたが、コロナ禍になり相手のデッキを触らずにカットする方法として定着しました。
○枚送り
3分け実施後に、デッキのトップから○枚のカードをデッキのボトムに送ることです。初期手札の積み込み防止の為に、厳密な大会などで行われることがあります。相手に要望された場合は素直に対応するようにしましょう。
マリガン
対戦開始時に、最初に引いた手札を交換することをマリガンと言います。ワンピースカードでは、1度だけマリガンすることができます。
語源:ゴルフのショットを打ち損ねた時、やり直しを認めるプライベートルールから
トップ(ボトム)
デッキの1番上のことを(デッキ)トップ、一番下のことを(デッキ)ボトムといいます。
(デッキ)圧縮
ドローやサーチ、ルーティングなどを行って、必要なカードをデッキから引きやすくすることです。初心者の方は軽視しがちですが、デッキの枚数を減らして少しでも必要なカードを引く確率を上げることはとても重要です。
盤面
キャラクターが出ている場のことを指します。通常はドン!!エリアやステージエリア、トラッシュは含まないことが多いです。
盤面が弱い(場に出ているキャラクターが弱い)から、このターンは盤面を強化する(強力なキャラクターを展開する)、などといった使い方をします。
盾(シールド)
ライフのことです。元ネタはカードゲーム「デュエル・マスターズ」の「シールド」からです。初期が5枚、全てなくなってからアタックされると負けなど、ワンピースカードと共通点が多いという特徴があります。またプレイヤーにデュエル・マスターズ経験者も多く、通称「盾」と呼ばれることがあります。
リーサル
勝利が決定している状態のことをリーサルと言います。カードゲームの終盤戦では、このリーサルをいかに把握するか、また隠しきるかが重要になってきます。
ワンピースカードでは、相手の手札やドン!!の残り状態からリーサルを把握するのが難しく、リーサルから勝ちきれない(リーサルを逃す)こともよく発生します。
アドバンテージ、ディスアドバンテージ
対戦を有利(不利)にする各種要素のことです。アドバンテージ=有利、ディスアドバンテージ=不利のことで、それぞれアド、ディスアドと略されます。カードゲームで主に考えられるアドバンテージは下記のとおりです。
カードアドバンテージ
カードの枚数全体の損得です。
ハンド(手札)アドバンテージ
手札枚数の増減を考える際に用いられます。
テンポアドバンテージ
少ないドン!!(コスト)で大きな効果を得たときに、テンポ(アドバンテージ)を取ったと言います。例えば、お玉とゴムゴムのJET銃の効果で8コストのキッドをKOすれば、8ー(1+4)=3ドン!!分の他の行動ができますので、テンポを得たと言えます。※ただし、その分カードアドバンテージ、手札アドバンテージは失っています。
ライフアドバンテージ
残りライフの差のことです。
ボード(盤面)アドバンテージ
盤面にどれだけ強力なカードを多く出したか、また相手のカードを減らしたかを考える際に使用します。
情報アドバンテージ
非公開情報(手札(相手のみ)、ライフ、デッキ)を見るなどしてカード情報を得ることです。ワンピースカードでは現状、情報アドを得られるカードは少ないですが、リーダーカタクリ(ライフを見られる)や光月おでん、戦桃丸(自分のデッキを見られる)などは情報アドを武器にできる数少ないカードです。
○:○交換
上記のカードアドを考える際、何枚のカードで相手の何枚のカードを対処したかを表す際に用います。基本的には1:1交換になることが多いですが、1:2以上の交換ができれば、対戦を有利に進められることが多いです。
腐る
相手のデッキや各対戦において、特定のカードが使用できなくなったり、全く有効ではなくなってしまうことを腐ると言いいます。
事故
対戦の始めや途中で、手札が悪く想定していた動きが出来ないときに用います。事故が発生しないようにデッキ構築を考えたり、サーチカードを積んだりといった工夫が必要です。
ロック
相手が身動きできないように盤面を固定することです。ワンピースカードでは厳密にはロックは発生しないため、あまり用いられることはありませんが、唯一8コストキッドできっちり防御を固めたときは「ロックした」と言われることもあります。
LO(ライブラリーアウト)
通常の相手のライフをなくして勝利する手段ではなく、デッキを0枚にして勝利することをLO(ライブラリーアウト)と言います。デッキがなくなると敗北となるカードゲームで考えられる戦術で、相手のデッキを減らすカードを多く採用するのが特徴です。
ワンピースカードでは、第2弾まではLOを目指すデッキは存在しませんでしたが、第3弾でリーダーナミが登場したことにより、自分のデッキを0枚にするという特殊なLOデッキが誕生しました。
ランプ
コストの概念があるカードゲームにおいて、そのコストの最大値を増加させ、早期にコストが高いカードを使用できるようにする戦術のことです。ワンピースカードでは、ドン!!を増やせる紫デッキがこの戦術を取ることが出来ます。
語源:「ramp up(強める、高める、増やす)」から
タップ、アンタップ
それぞれレストにする、アクティブにする、のことです。マジック:ザ・ギャザリングやデュエル・マスターズで使用されている用語であることから、癖でこう呼ばれることがあります。
その他の用語
スイスドロー
ワンピースカードでよく用いられる大会形式です。初戦はランダムな相手と当たり、その後は1勝(1敗)した者同士、さらにその後は、2勝(2敗)同士と、1勝1敗同士…と進んでいき、最後に全勝の人が一人になるまで続けます。優勝者を最短で決定しつつ、レベルの近い参加者同士に対戦機会が与えられる形式となっています。
語源:1895年にスイスのチューリッヒで行われたチェスの大会で初めてこの方式が使われたことから
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